付随的違憲審査制と抽象的違憲審査制

違憲審査権とは、法律や規則、処分等が憲法に適合しているかどうかを決定する権限のことです。憲法とは、その国の基板となる大切な法で、一切の法律や条約よりも上位に位置しています。その憲法に法律などが矛盾しないようにするための権限です。
さて、その違憲審査制ですが、大きく分けて付随的違憲審査制と抽象的違憲審査制の2つがあります。
日本の違憲審査権は前者の方の傾向であるとされています。これは具体的な訴訟事件を前提として、その解決に必要な限りにおいて違憲審査ができるシステムです。つまり、何か事件があった時に、通常の裁判所がそれを解決するための必要最低限な範囲で違憲審査を行うことが出来るというシステムです。ですので、逆に事件などが起こっていないのに違憲であると訴えても、棄却されるということになります。具体例を挙げると、「警察予備隊は軍隊だと考えられるので、その設置は憲法9条に反している」という訴えに対して、それ自体による事件は発生しておらず違憲審査に及ばなかったという事例がありました。
一方、後者の抽象的違憲審査制ですが、これは特別に設置された憲法裁判所が具体的な事件とは関係なく、抽象的に違憲審査を行なうシステムです。このシステムはドイツなどで採用されています。ガーデニング03

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