審査対象は?

違憲審査制とは、法令や処分などが憲法に照らして背馳していないかどうかを審査する制度のことで、日本国憲法の第81条において、そのことを規定しています。その憲法の条文のなかでは、違憲審査制の対象として、4つの種類のものが明文として掲げられています。
「法律」というのは、国会の議決を経て制定される国の決まりごとであり、「命令」というのは、これを受けて行政機関が制定をするものをいいます。「規則」というのは、最高裁判所や国会などの制定権限が認められている機関が、内部的な手続きや規律などについて定めたものです。「処分」というのは、行政機関などの一方的な意思によって法的な効果をもたらす行為のことをいい、通説では裁判所による判決もこのなかに含まれているとされています。
以上が憲法にある4つの種類ですが、そのほか、地方公共団体がその議会の議決を経て定める、その地域に通用する自主的な決まりごとである「条例」も、この違憲審査制の対象に含めるというのが一般的な考え方です。国家間の取り決めである「条約」については、憲法では触れられていませんし、そもそも憲法との間の優劣関係についても学説上の争いがあるため、その扱いははっきりとはしていません。ガーデニング04

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